ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

  • date:2016.10.26
  • author:蔵麻子

全国のALOOK で販売!京都精華大と鯖江のコラボ眼鏡!!(後編)

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日本トップの眼鏡生産地として知られる福井県鯖江市。同地に本社を構える(株)ボストンクラブは、メディアにも度々取り上げられるアイウェアのデザインから販売まで手がける会社だ。昨年2015 年より、同社のデザイナーが講師となり学生にアイウェアデザインを教える講座が京都精華大学にて開講。受講1期生17 名のうち3 名の提案が、2016年11月11日より大手眼鏡小売チェーン(株)メガネトップが運営するALOOK、ALOOK by 眼鏡市場(一部店舗を除く)にて販売されることが決まった。ここまでの内容は前編にて詳しく紹介している。後編では、鯖江のプロたちから「商品」を作る厳しさを学んだ、学生たちの姿を紹介する。

眼鏡の聖地・鯖江のプロが、本気で指導

京都精華大学デザイン学部プロダクトコミュニケーションコースにて開講された「アイウェア・デザイン」講座。講師を務めたのは、(株)ボストンクラブの笠島博信氏(取締役・チーフデザイナー)と脇聡氏(デザイナー)だ。

同講座を企画した平田喜大先生(京都精華大学デザイン学部 プロダクトコミュニケーションコース教授)は、「アイウェアは構造が極めてシンプルなのに、身体に直接身に付けることから、人間工学や素材特性、加工技術などの広い知識がデザインする上で欠かせません。インダストリアルデザインに必要な要素が凝縮されたプロダクトだと考え、この講座を企画しました。笠島氏・脇氏は、私が毎年講師として参加している福井県のデザインセミナーを受講されてしており、そのご縁から講師を打診しました」と語る。

このとき、平田先生とデザイナー両名の間で一致していたのが「やるからには本気で教える。企業をお客様扱いしない。アイウェア科目全てを企業が運営する」という想い。このプロの覚悟を学生が受け止めたからこそ、商品化という結果につながったのだ。
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講座では眼鏡の構造から眼鏡と顔の関係、素材についてまでプロがレクチャー。鯖江市を訪れ眼鏡製造現場も見学した。授業の後半では、学生個々がフレームのデザイン案を考え、オリジナルフレームを手作り。ブランディングやプロモーションについても学び販促物も制作した

「これでは売れない」。プロデザイナーとの直球やりとり

商品化につながった「DIGNITY」をデザインした藤田さんは「眼鏡が完成するまで200 以上の製造工程があるとは、学ぶまで知らなかった。いろんな加工があり、だからこそ、商品化は難しい。販売まで、自分のやりたいことをどこまで押し通せるか…制約のなかでどこまで工夫できるか。そこが難しいけれど面白い」と講座や商品化を通じて学んだことを語ってくれた。

「結(yui)」「hanagoromo」をデザインした長谷川さん、北野さんも「商品化までのブラッシュアップで、プロのアイウェアデザイナーである講師の先生方から、何度も『これでは売れない』とダメ出しされました」と告白。売れない理由をプロに指摘される。でもアイデアを捨てたくないから修正案を考える。その熱意がプロを動かし、よりよいデザインへとブラッシュアップできたという。「大変だったけど、社会に出る前にそんな経験ができて、ラッキーでした」と笑顔を見せた。
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商品化決定から1年がかりでブラッシュアップした彼らのメガネは、2016年11月11日より全国のALOOK、ALOOK by 眼鏡市場(一部店舗を除く) にて販売される。小さな眼鏡の中に込められた、彼らの想いやストーリーを、手に取って感じてほしい。

左から、長谷川さん、藤田さん、北野さん、平田先生

左から、長谷川さん、藤田さん、北野さん、平田先生


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