3月27日に放送されたBSフジの科学ドキュメンタリー番組『ガリレオX』のテーマは「大学博物館へいらっしゃい~ニッチだけど楽しい!とっておきの知的体験~」でした。こちらの放送でなんと! 「ほとんど0円大学」の編集長が、大学博物館の特徴や楽しみ方について取材を受けたのです!
そこで今回はテレビ取材を記念して、「ほとんど0円大学」が勝手にコラボ!? 大学博物館に関する記事をまとめてみました。まずは『ガリレオX』に登場した4つの大学博物館からご紹介します。
※リンク先の施設情報は取材時のもの。博物館HPなどで最新情報をご確認ください。
●明治大学博物館
ほとゼロでは、2019年開催の特別展『見えているのに見えていない!立体錯視の最前線』を取材。「明治大学先端数理科学インスティテュート」には、錯視研究の第一人者である杉原厚吉先生が所属されてるのです。先生によると、錯視は日常生活とも関係があるそうで……。記事では錯視を体験できる動画も紹介。たった5秒の動画なのに、筆者はしっかりだまされました。必見です。
記事はこちら 見たら絶対だまされる! 明治大学博物館の立体錯視特別展!」
●日本工業大学 工業技術博物館
展示品の約7割を動態保存(動作・運用可能な状態で保存)し、中には実際に使われていた蒸気機関車も! しかも、蒸気機関車はキャンパス内の軌道を走ることがあるというから、見逃せません。所蔵品の178点が国の登録有形文化財、63点が近代化産業遺産として登録され、明治初期の工作機械(機械をつくるための機械)や町工場の再現展示から、日本の工業の歴史を垣間見ることができそうです。
記事はこちら 蒸気機関車が走る!明治の機械が動く! 日本工業大学の工業技術博物館はスケールが大きい
●龍谷大学 龍谷ミュージアム
ほとゼロに龍谷ミュージアムの取材記事はいくつかありますが、今回取り上げる記事は『日本の素朴絵-ゆるい、かわいい、たのしい美術-』に即決です(だって、癒やされるんだもん)。例えば、室町時代の絵巻物のユルさといったら……。昔の人もこんなにおちゃめな絵を描いていたのか、と妙に親近感。記事には展示品の写真も多いので、写真を見て和むもよし、読んでさらにおもしろい1本です。
記事はこちら ゆる・かわ・キッチュな作品でときめこう!龍谷ミュージアム「日本の素朴絵」展
●大阪大学総合学術博物館
真空管計算機など豊富な学術資料のほか、大阪大学を語る上で欠かせない江戸時代の学問所「懐徳堂」と「適塾」(福沢諭吉を輩出!)の資料や、ノーベル賞を受賞したあの研究者の業績など、同大学にまつわるアレコレを多角的に紹介。中には、博物館がある豊中キャンパスで発見された「マチカネワニ」の化石標本の展示もあります。マチカネワニとは、一体……? 詳しくは記事をチェック。
記事はこちら 郊外型大学ミュージアムで深呼吸。大阪大学総合学術博物館
ここまでは、『ガリレオX』に登場した大学博物館でしたが、最後にお届けするのは、コロナ禍で注目された「オンラインミュージアム」。大学の所蔵品をパソコンやスマホで気軽に見ることができます。
●大学博物館オンラインミュージアム
多くの大学が展開しているオンラインミュージアムから、ほとゼロ編集長が個人的にグッときたものをピックアップ。当記事の冒頭で紹介した明治大学博物館も、オンラインミュージアムを設置しています。各大学ともオンラインならではの工夫された展示で、日本史や演劇など多彩なラインアップも魅力です。
記事はこちら 大学はこう使え! 第18回 文化の秋なんて言いながら、なかなか出かけられないアナタに伝えたい大学博物館オンラインミュージアム!
大学が所有する貴重な資料に、オンラインでも出合える時代になったとはいえ、やっぱり本物から感じるものは格別なはず(筆者はマチカネワニが見たい!)。大学施設の中でも、一般に広く門戸を開いているのが大学博物館。春のおでかけの候補にいかがですか?
そうそう。ほとゼロ編集長が取材を受けたBSフジ『ガリレオX』は、2022年4月3日(日) 午前11時30分から再放送があるようなので、こちらもぜひ。