突然ですが問題です。
昨日5月10日はなんの日かご存知でしょうか?
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正解は「地質の日」です。
なぜ5月10日が地質の日なのか?
経済産業省のホームページに、その由来が載っていました。以下、ホームページによると…。
・明治9年(1876年)5月10日に日本発の地質図「日本蝦夷地質要略之図」(200万分の1)が作成された
・明治11年(1878年)5月10日に地質の調査を扱う組織(内務省地理局地質課)が定められた
日本で初めての地質図、そして地質調査の組織!
日本の地質界隈において5月10日はめちゃくちゃ意味がある日じゃないですか。
そこで今回は、地質を扱った記事を集めてみました。
●活火山がないのに有馬温泉が湧くのはなぜ?
その謎を解明した、神戸大学マグマ学者に聞いてみた。
©一般財団法人神戸観光局
温泉といえば、活火山の副産物を思い浮かべる人は多いはず。しかし、兵庫県の有馬温泉のように火山熱と関係のない温泉もあります。さらに有馬温泉はほかでは見られない独特な成分を含んでいるそう。特異ともいえる有馬温泉ができたのも地質に秘密がありました。
記事はこちら≫ http://hotozero.com/knowledge/kobeuniv_arimaonsen/
●古生物学×『ジュラシック・パーク』:
恐竜研究者に聞いた、学説で見る恐竜映画の楽しみ方
恐竜を扱う「古生物学」も地質と関係が深い学問。発掘現場から、研究者たちは恐竜が生きた何千万年、何億年前の環境やまわりの生物を思い描けるといいます。そんな地質から発掘された恐竜の化石で映画『ジュラシック・パーク』を検証すると…?
記事はこちら≫ http://hotozero.com/knowledge/fukuiprefectualuniv_jurassicpark/
●名古屋大学と南山大学の博物館連携講座で学ぶ、快適な洞窟暮らしの始め方
発掘して見つかるのは、恐竜の化石だけではありません。時代が変わると、遺跡では石器時代の道具や動物の骨なども出土しています。ここで出土品の時代を判別するのに必要なのが地層。さらに、周辺の石質からはその暮らしぶりがわかるそう。石器時代の“物件探し”をのぞいてみては。
記事はこちら≫ http://hotozero.com/enjoyment/learning-report/nanzan_nagoya_dokutsu/
●琵琶湖は1年かけて「深呼吸」している?
琵琶湖の生き物を研究する滋賀大学の石川俊之先生に教えてもらった
生き物が周囲の自然環境とどのような関係にあるかを調べる「生態学」も、地質が関係していました。琵琶湖は、地震のニュースなどで聞くことが多い「プレート」との関わりが深く、地質的には誕生した“水たまり”なのだそう。今も動き続けるプレートと琵琶湖の生き物はどんな関係があるのでしょうか。
記事はこちら≫ http://hotozero.com/knowledge/shiga-univ_biwako-shinkokyu/
私たちの足元に広がる「地質」は、太古からの地球の歴史が積み重なっている、といっても過言ではないのかもしれません。今後、「地質」からどんな発見があるのか、見逃せません。