新しい年の始まりを、とっておきの日本酒でお祝いされた方も多いのではないでしょうか。まだ新年気分の抜けきれない1月上旬ということもあり、今回は大学が開発に関わった日本酒をホトゼロ編集部がリサーチしてご紹介します。どのお酒もオンラインで入手できるので、気になるものがあれば、ぜひ味わってみてください。
立命館大学「清酒 勝馬米」
画像引用元:https://choujugura.com/products/01361
まず紹介したいのはこちら。立命館大学と小西酒造が共同開発した「清酒 勝馬米」です。このお酒、滋賀県の栗東トレーニングセンターの競走馬の馬フンから作られた堆肥を肥料に栽培された「勝馬米」が使われており、数々の品評会やコンクールでの受賞歴を誇る銘酒。酒米栽培の土壌づくりには同大学の久保幹教授(環境微生物学)の研究成果が活かされているようです。
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帯広畜産大学「畜大酒」
画像引用元:https://chikudai.raku-uru.jp/
続いては日本唯一の国立農業系単科大学で、北海道内で活躍する醸造家を輩出してきた帯広畜産大学が生んだお酒「畜大酒」です。なんと帯広畜産大学の大学構内には酒蔵があり、この酒蔵「碧雲蔵(へきうんぐら)」で学生たちがつくったのがこのお酒。なお、売上の一部は同大学の教育・研究費として寄付されるようです。
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東北大学「萩丸」
画像引用元:https://www.tohoku.u-coop.or.jp/app/shopping/goods/index.php?item_uuid=e9154257d120f6978a53edea08ebebfe
こちらは東北大学の日本酒「萩丸」。卒業生が育種に携わった酒米を東北大学農学部の農場で栽培、さらに卒業生が育種した酵母を使い、東北大学ゆかりの酒蔵で醸造されたという、まさに東北大学づくしの純米酒です。大学を軸にした、人と人とのストーリーが感じられるのも大学発のお酒の魅力なのかもしれませんね。
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山形大学「燦樹(きらめき)」
画像引用元:https://www.tr.yamagata-u.ac.jp/news/2023/news1640.html
次に紹介するのは山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センター高坂農場で栽培された酒米「出羽燦々」を100%使用し、山形県鶴岡市に酒蔵を持つ『奥羽自慢』で醸造した純米大吟醸「燦樹」。先に紹介した「萩丸」もそうですが、農学部をもつ大学で酒米を栽培するケースは多いようです。「燦樹」は華やかな香りとフルーティで爽やかな甘みが特徴とのことで、新年を祝うお酒にふさわしいと感じました。
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東京大学「博士の昔こうじ甘酒」
画像引用元:https://utcc.u-tokyo.ac.jp/products/detail/6186
最後にアルコールが苦手な方や未成年の方も一緒に楽しめるように、ノンアルコールの甘酒をご紹介します。「博士の昔こうじ甘酒」と名付けられたこの甘酒は、“酒の博⼠”と称される東京大学名誉教授、坂⼝謹⼀郎先生が戦中に収集した麹菌株と、東大の農場で収穫された酒米とでつくられています。ビタミン類が豊富に含まれているので栄養ドリンクとして飲むのもおすすめ。牛乳で割ったり、ミルクコーヒーに入れたりしても美味しいそうです。
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他にも大学発の日本酒はいっぱい!
特徴的な日本酒(と甘酒)をいくつかご紹介しましたが、大学が開発にかかわった日本酒は他にもたくさんありますので、母校やお住まいのエリアにある大学、さらにはご自身の推し大学などで探してみるのもおすすめです。
大学が開発にかかわった日本酒は、地元のスーパーや酒店、大学生協などでのみ取り扱われているものも多いので、購入の際はご注意を。飲んで大学の新たな魅力を知るもよし、とりあえずいい気分になるもよし。大学✕日本酒の世界を、ぜひお楽しみください!