ほとゼロ編集部では、大学が好きなあまり、おやつの時間も大学発商品一色なのですが(ウソです)、今日は最近気になったおいしいお菓子をオススメしたいと思います!
近畿大学×UHA味覚糖「ぷっちょ 近大キャンパスアソート」
まずはこちら!あのぷっちょと近大がコラボした商品で2019年5月に発売されました。「ぷっちょ 近大キャンパスわくわくアソート」「ぷっちょ 近大キャンパスうきうきアソート」と2種あり、近大の6つのキャンパスの特色や地域性を生かした、6種類の味と香りが楽しめます。
各 200円(税込)※近大生協特別価格・近畿大学各キャンパス売店
「わくわくアソート」の方に入っているのは、うめ味(東大阪キャンパス)、マンゴー味(奈良キャンパス・農学部)、みかん味(和歌山キャンパス・生物理工学部)。
一方「うきうきアソート」は桜ぶどう味(大阪狭山キャンパス・医学部)、ハニーレモン味(広島キャンパス・工学部)、あまおう苺味(福岡キャンパス・産業理工学部)というラインナップ。
それぞれのキャンパスや学部をイメージしたイラストもおもしろいし、近大ってこんなに西日本各地にキャンパスがあるのか~!と改めて思わされます。
裏にはキャンパスの紹介がある
個包装を見るといろんなメッセージが書かれてます
なお、広島キャンパスのハニーレモン味には、「近大ハニープロジェクト」※の養蜂によって作られたハチミツ「近大ハニー」が使われているそう。あらゆるプロジェクトの相乗効果が出ていますね。
※キャンパス内外で養蜂を行い、健康機能を強化したハチミツの生産や、化粧品、発酵食品などの開発をめざす。クラウドファンディングで資金を募り、研究を進めている。
UHA味覚糖とのコラボは「ぷっちょ 近大キャンパスアソート」が初めてではありません。「KISS LABO(キスラボ)」という、近畿大学とUHA味覚糖が共同運営する文理融合の産学連携ラボから生まれた商品で、今回は第8弾。
ほとゼロでは、商品開発を通して実学を学ぶこの取り組みを、より詳しく取材しました。ぜひこちらの記事もご覧ください!
奈良女子大学「奈良漬けサブレ」
次は、以前こちらでも紹介した奈良漬けサブレ。初めて発売されてから数年経っていますが、ロングラン商品となっていますね。
おしゃれなパッケージは手土産にぴったり。648円(税込・8枚入り)
奈良漬けは苦手な方も多いと思うのですが(私もそのひとり…)、これはおいしい!
フランス菓子教室と共同開発したこともあり、バター風味とサクサク食感という王道サブレの中に、アクセントとして独特の味がうまく取り入れられています。
奈良漬けのアルコール成分は焼き上げることで蒸発しているので、お子さんも安心。通販で手に入れることができますよ。
食わず嫌いせずにぜひ!
開発の発端は、2008年に学生たちで結成された“奈良の食プロジェクト”によるもの。現在も息長く活動を続けており、地元スーパーとコラボしたお弁当の開発や、古事記や日本書紀、万葉集などに登場する古代の食材を使って、現代風にアレンジした「古代食」のランチ(奈良市内のホテルで提供)のレシピを考案するなど、活動の幅を広げています。
三重大学「かたやき小焼き兵糧丸風味」
最後は、思わず二度見してしまう手裏剣&Ninjaパッケージのこちら!
中身が気になる!
三重大学「かたやき小焼き兵糧丸風味」です。「兵糧丸」とは伊賀忍者の携帯食のこと。漫画『NARUTO -ナルト-』にも登場しますよね。日持ちがするので合戦地では重宝された保存食でした。
三重大学は、昨年度から大学院の専門科目に「忍者・忍術学」を設置し、「国際忍者研究センター」まで立ち上げました。忍者の暮らしを体験するとともに、山中の急斜面を登り、忍術研究家から動きを学ぶという、世界の忍び好きが歓喜しそうな講義も展開しています。
そんな授業の一環で、忍術書から兵糧丸のレシピを調査。砂糖をベースに生薬などを使用していたことがわかりました。滋養強壮や疲労回復に効果があったようで、ストレスフルだったであろう彼らの心を落ち着かせるものだったと考えられています。
そのレシピを、地元の洋菓子店「モンパクトル」と協力し「かたやき小焼き」にアレンジ。小麦粉や砂糖、胡麻、生薬、さらにシナモンやココナッツミルクが原材料となっています。
携帯食らしく一口サイズ
名前のとおり、ポリッポリの歯ごたえ!和風な見た目なのに、シナモン風味が広がるのがなんだか不思議な感覚です。もう一口、あと一口と手がのびてしまいました。
忍者という誰もがとっつきやすいテーマのおもしろさに加え、三重大学としての研究成果も生かされたヘルシーな一品です!
パッケージを開くと、忍者の物語が書かれていたり、伊賀の方言カードが入っていました
お菓子という共通点しかない、なんだかバラバラな3品でしたが、どれも各大学が位置する地域や独自の文化が生かされたものばかり。こういった商品開発は、地域の魅力や大学の底力を再発見できるんだなということが、改めてわかったような気がします。