京都大学の食堂「カフェテリア ルネ」。
一般的な学食のように思えますが、こちらの学食ではメニューにひと工夫があるようです。
何とこちらの食堂、ハラルフードというイスラム教徒(ムスリム)のための食事やヴィーガン対応メニューを提供しているとのこと。気になったので早速、食べに行ってみました!
異国感が楽しめる学食。
京阪本線終点の「出町柳駅」から今出川通りに沿って歩くこと約10分。気なる学食「カフェテリア ルネ」は京都大学生協ストアの2階にあります。アクセスの良さも魅力的です。
大学までの街並みも落ち着いていて、歩くのが楽しい
道の反対側には京都大学総合博物館が。合わせて訪れてみても面白そう
吉田キャンパス 西部会館にある「カフェテリア ルネ」。期間限定で、北海道フェアや甘vs辛フェアなどが開催されているそう
早速中に入ってみました。
こちらの学食ではQRコードで、その日のメニューが確認できるようになっています。
選んだメニューの合計栄養価や金額も見ることができる
学食内はテーブル席とカウンター席、テラス席に分かれています。階段近くのドアから出ることができるテラス席は広々として、心地よい空間。
天気の良い日にはここでゆったりと過ごすのも気持ちよさそうです。
テラス席にはパソコンを広げて作業をする方の姿も
店内は12時あたりから人が増え始めました。訪れたのは春休みだったにも関わらず、半分ほど席が埋まっています。
外国の方もちらほら。ハラルフードを楽しんでいるようでした。
食事する方だけでなく、団欒する方、パソコンを囲んで話し合う学生さんなど、過ごし方はさまざま
「カフェテリアルネ」の注目メニューは、やはりハラルフード。
この日は、ケバブラップ(495円)、ケバブプレート(550円、Lサイズは605円)、ソイ唐揚げラップ(495円)の3種類がハラルフードとしてありました。
チキン甘辛ステーキ(374円)、大学芋(110円)、ケバブプレートが人気だそう
今回はケバブプレートに挑戦。ソースは5種類の中から2つ、選ぶことができます。
気になった「フムスソース〜エジプト風〜」と、「スイートチリソース」をチョイス。後で気づいたのですが、おすすめのソースの組み合わせもあったようです。
ハラルとベジタリアンの方向けのアナウンスも、わかりやすく整理されています
カウンターの奥にはケバブの肉を焼く専用のグリルが。学食とは思えないライブ感!
メインを選んだら、次は副菜やデザートを選んでいきます。
今回は副菜に枝豆と鶏肉とコーンのサラダ(99円)、デザートに大学芋(110円)を選びました。
副菜もさまざまな種類があるので、毎日通っても飽きることなく楽しむことができそうです。
支払いを済ませ、席を探していると目に留まったものが。
なんと、京都産のお茶! しかも、無料で提供されていました。
本場のお茶を手軽に飲むことができるのがうれしい
ひと口飲んでみると…
苦味がなく、とても飲みやすい! 後味もさっぱりしていて、ご飯の邪魔をせずにお茶を楽しむことができます。
湯呑みも可愛らしいデザインで、ほっこり
それでは、実際に食べてみます。
ケバブを口に運ぶとスパイスの風味がふわっと広がり、異国を感じられます。辛さは抑えめで、誰にとっても食べやすいやさしい味わい。
気になっていたフムスソースは甘めで、ピリ辛のチリソースとうまくマッチしています。玉ねぎの辛さや野菜のシャキシャキした食感がアクセントとなり、あっという間にひと皿完食しちゃいました。
学食らしい、しっかりとしたボリュームのケバブプレート。野菜もたっぷりで健康的です
次に副菜、胡麻のソースがさっぱりしていて、コーンと枝豆が彩りと満足感を与えてくれます。タンパク質が豊富に含まれているのもうれしいポイント。
デザートの大学芋も外側がカリカリでとても美味しかったです。時間によってはパフェも提供しているのだとか。次回は、ぜひ試してみたいです。
帰り際に、こんな張り紙を見つけました。
こちらの学食では、京都府上山産の古代米入りご飯を使用しているそうです。さまざまな人が集まる学食で積極的に地産地消活動が行われていること、素晴らしいですね。
お茶と合わせて、地産地消にも取り組んでいる
お手頃価格でハラルフードを楽しめる「カフェテリア ルネ」。学食ならではの楽しげな雰囲気も感じることができます。
京都を訪れた際はぜひ、立ち寄ってみてください!