絵日記や自由研究、工作、読書感想文などなど、小学校の夏休みはとくに宿題がたくさん出ます。とはいえ、これらもこなせば貴重な経験になるもの。また、各地の大学では夏休みを利用して、子ども向けの理科実験やミュージアム体験を行っているところも少なくありません。
今回はそのひとつ、関西大学博物館で開催された「一日書道教室~筆とあそぼう!~」におじゃましました。
このプログラムは同大学の博物館で開催されるキッズミュージアムというイベントのひとつとして開催。毎年申込が殺到する人気企画です。
書道に親しみ、楽しむことがコンセプト。指導には万葉書作家の鈴木葩光先生や伊賀本妙智先生を招き、自由に書く楽しさなどをしっかり教えてもらえるところが魅力です。
会場には漢字の成り立ちを知ることができる展示なども。
参加者はまず自分の書きたい文字を選び、名前入りのお手本をもらい、半紙に練習をします。途中先生にアドバイスをもらいながら、OKが出たら最後は色紙に清書するという流れ。清書したら次に消しゴムでオリジナルはんこを作り、名前と一緒に押して完成です。
書き順も教えてもらえる
お手本の数々
お手本もひらがなや楷書のほか、篆書(古代文字)や英語まで! みんな自分の好きな文字を楽しんで書いていました。
消しゴムはんこづくりでは彫刻刀を使用。初めての方にはスタッフから説明がある
上手に書くことよりも楽しんで書く、一人一人がもつその子らしさを重視しているように感じました。途中、お母さんたちはあんまり手伝わないように!と先生がおっしゃる場面も。
清書が終わったら今度は廊下の模造紙に好きな色、好きな大きさで字を書き、みんなで1つの作品を作ります。こちらは変わった筆や大きな筆を使い、みんな思い思いの字を書いていました。
なお、色紙の作品はキッズミュージアムでの展示後郵送してもらえるので、おうちに飾ることもできます。
「書道教室は初めてですが、毎年キッズミュージアムの催しには参加している」という方や、兄弟・姉妹での参加者、書道そのものが初めてという子まで、さまざまな子どもたちが形式にとらわれずのびのび書道を楽しんでいる姿が印象的でした。
夏休みは大学内で子ども向けイベントが増える時期。ほとゼロのイベントカレンダーにも子ども向けイベントをいくつか掲載しています。
【ほとんど0円大学 イベントカレンダー】
http://hotozero.com/event/
せっかくの夏休み、遊びながら一味違う学びを体験してみてはいかがでしょうか。