淀川に沿って校舎が立ち並び、緑豊かな城北公園に隣接する、大阪工業大学の大宮キャンパス。大阪市内にありながら自然を身近に感じられるキャンパスです。訪れる人を迎える正門は、赤煉瓦造りのレトロな西洋風建築が印象的。著名な建築家であった初代校長・理事長の片岡安氏が設計に携わった「大阪市中央公会堂」をモチーフにしています。
工学部や知的財産学部の学生が通る赤煉瓦造りの「片岡安メモリアルゲート」
このキャンパスにはバラエティに富んだメニューが味わえる中央食堂がありますが、今回ご紹介したいのは、図書館棟内にある「チェルカトーレ」と眺望抜群な「ルラーシュ」です。
まずは、正門の向かい側、図書館のある8号館の5階「チェルカトーレ」へ。イタリア語で「探究者」を意味する店名は、学生によって名づけられたもの。壁面などに奈良県の吉野杉材が使用され、木の温もりを感じさせる居心地の良い空間です。メニューはパスタを中心に、カレーやデザート、ドリンクがラインナップ。
図書館が入る8号館をめざしましょう
8号館5階にある「チェルカトーレ」は、まるでホテルのような入り口
店内は、木目調に統一されたインテリアで、あたたかい雰囲気
パスタは1~2日ごとにメニューが変わり、和風、トマト、クリームなどいろいろな味が登場します。並450円、大550円の2サイズを用意。並は軽めのランチにちょうどよいボリュームです。本日のメニューはモッツァレラのトマトソースでした。注文を受けてから調理するので、出来立てのパスタを賞味できるのがうれしいですね。トマトソースは、固形のトマトもたくさん入った本格派。たっぷりと盛られたモッツァレラチーズをからめて食べると、トマトの酸味とまろやかなチーズの旨みがマッチして美味! シンプルなメニューですが、飽きることなく一気に完食しました。
イタリア食材を使用した日替わりパスタに、オレンジジュース
「ヨーロッパ直輸入」の言葉にひかれて、「RAUCH」のオレンジジュースも購入しました。単品220円のところ、食事メニューとセットなら200円。オレンジのほか、マンゴー、パイナップルがラインナップ。オーストリアの老舗メーカー「RAUCH」のジュースは、ヨーロッパで人気が高いものの、日本では取り扱っている店が少ないのだとか。ジュースのボトルもおしゃれですね。果実の使用量が多く、濃厚な味わい。フルーツの美味しさを満喫できるジュースでした。
食事の後は、「ルラーシュ」でカフェタイム。正門から入ってまっすぐ進んだ奥にある6号館の15階にあります。カフェには手作りパンがいろいろ並び、サンドイッチやデニッシュ、フォカッチャ、クロワッサンなど種類が豊富。価格は100円~と、リーズナブルです。パスタを食した後なのに、美味しそうなパンの香りにつられて、はちみつ入りクイニーアマン130円とヤンニョムフォカッチャ180円の2つをチョイスしてしまいました。
焼きたてパンが並ぶ「ルラーシュ」
ドリンクは、ブレンドコーヒー、紅茶が各110円、カフェラテ、ロイヤルミルクティ、抹茶ラテが各170円など。キャラメルラテ(170円)とパンを購入して、窓際の席へ。このカフェの魅力は、何といってもロケーションの良さ! 目の前をさえぎるものはなく、眼下には淀川が流れ、大阪市街や遠くの山まで大パノラマが広がります。天気の良い日には京都や六甲山まで見渡せるのだそう。
「ルラージュ」からの眺望は抜群!
のんびりと窓の外を眺めながらのカフェタイムは至福の時間です。ミルクたっぷりでホイップクリームをトッピングしたキャラメルラテは、ほっと一息つけるやさしい甘さ。パンも期待を裏切らない美味しさで、幸せな気分がさらにアップします。
カフェには学生さんたちがたくさん集っています。眺望が良く開放感があり、勉強の合間にリラックスするのにぴったりな場所なのでしょう。
店内のいたるところで、昼休みにひと息する学生さんや先生の姿が
本格派のパスタが賞味できる「チェルカトーレ」と、癒しのカフェ空間「ルラーシュ」。どちらも、また立ち寄ってみたいと思わせてくれるスポットでした。