スターバックスにBLUE BOTTLE COFFEE、有名ブランドや老舗和菓子店がプロデュースするカフェ…東京屈指のカフェ激戦地、表参道。ここに2017年9月誕生したのが、青山学院大学の「AGU Book Café」です。ひと味違う、元気と知性がいっぱいのブックカフェをご案内します!
ウッド&グリーン、そして洋書、ゆったりと落ち着けるしゃれた空間。
学生が続々と「AGU Book Café」に集まってくる
「AGU Book Café」はその名の通り、書店とカフェがひとつの店舗にまとまったもの。青山キャンパスの正門から入ってすぐ左手、7号館の1階にあります。お邪魔したのは午後3時。授業が終わったばかりの学生が集まり活気にあふれていました。
カフェコーナーは、7号館にあるため「ななCafé」とも呼ばれています。CNNの映像が流れ、木目のチェアとソファが、グリーンとともに美しく配置されています。おしゃべりをするグループ、勉強中の学生、ビジネス・スーツを着た一般客、それぞれが自分の時間を思い思いにゆったりと楽しんでいました。
左のカウンター席にはタブレット機器や充電箇所が設置されているのもうれしい
右壁は「ななCaféギャラリー」として学生の作品を展示
「ななCafé」に置かれている書籍はシェア・ライブラリーと呼ばれ、カフェ内で読むことが可能。見て楽しめる写真集や美術書、アート系の洋書を中心に小説なども選書されており、購入することもできます。(併設の書籍コーナーにあるものは購入前にカフェに持ち込むことはできないのでご注意を)
カフェにある本は少しお値段を下げているものもあるので、要チェックです
150円〜!学生が毎日通える価格設定、だけど素材にこだわる本格派。
カフェ激戦区で戦う「なな Café」、メニューにもこだわりがたっぷり。フェアトレードの有機栽培コーヒーが、なんと1杯150円(Sサイズ)です!表参道で本格的なコーヒーをこの価格でいただけるなんて夢のようです。
人気のスイーツは完売してしまうことが多いので、お早めに
おすすめはフェアトレードのコーヒーだけではありません。紅茶やソイラテ、抹茶ラテなどのドリンクをはじめ、手作りプリンなどのスイーツもお手頃価格で充実。お好みのドリンクに人気の青学ソフトを+100円でトッピングして、自分のオリジナル・フロートを作るのも楽しみのひとつ。
人気メニューのひとつ、青学ソフト。定番のバニラの他に週替わりソフトを提供している。写真は大好評のティラミス・ソフト(250円)、なめらかなソフトクリームと下に敷かれたクランチのバランスが絶品
大きくて食べ応えのある手作りチャンク・クッキーは110円
残念ながら「なな Café」にはフードのメニューはありません。けれど、学食で購入したお弁当やコンビニのサンドウィッチなどの持ち込みが◎。助かりますよね。
ちょっと小腹が減ったときにちょうどいいマフィンは種類豊富
抜群の洋書コレクション、専門書も和書の新刊もお得プライス。
一方、落ち着いた雰囲気の書籍コーナーは、おしゃれな街の本屋さん。中央に位置する本棚には、たくさんの洋書が並びます。その数約4000冊、さすが「英語の青山」!和書を含めると約29,000冊もの取り扱い。学校関係者には通常価格から10%off、さらにセールもあるようです。
「AGU Book Café」のメイン・ストリート、青学の卒業式限定のテディベアがお出迎えしてくれる
オックスフォード大学出版局の書籍を集めた棚
洋書コーナーにはフルラインナップで揃えられた、英語教材としても有名なペンギン・リーダースやオックスフォード大学出版局のシリーズ。そして、経済、経営、法学、国際政治・経済などの専門書の他に、日本を紹介する書籍も置いてありました。場所柄、外国の方も多いからなんでしょうね。
店内に置かれたソファで、ゆったりと本を読むことができる
青山学院大学の先生方の選書コーナー
学部に関する書籍や教科書に、TOEICや英検、漢字検定などの資格関連書、そして就活関連書が充実しているのは大学の書店ならでは。もちろん雑誌や文庫本、語学書、話題の新刊なども網羅しています。
学生の本離れが嘆かれる中で誕生した「AGU Book Café」。本に興味をもってもらえるよう、毎月棚づくりを工夫されているそうです。また店頭にない書籍もインターネット書店「e-hon」を利用し、受け取りを「AGU Book Café」にすると10%off(学校関係者のみ)になります。
青学のスクール・カラー(グリーン)にあわせてみました、抹茶フロート
流行に敏感な青学生を支える知の空間。あなたも表参道で優雅に読書&カフェタイムを過ごしてみませんか?