最近はどこへ出かけても外国人観光客をよく見かけます。道を聞かれて焦ることもしばしば・・・。
翻訳アプリがあるとはいえ、とっさに対応できたり会話を楽しんだりできたら、もっと世界が広がりますよね。
語学を勉強するには、英会話教室やテキスト本、通信教育といろいろな方法がありますが、この春、新たに登場したのがこちら。
見た目はかわいいぬいぐるみのようですが・・・!?
名前は「チャーピー・チョコレート」。
実は人工知能(AI)や音声認識、感情認識など多彩な機能を搭載した、すごい英会話学習ロボットなのです。学習教材などを制作する株式会社CAIメディアが開発し、2017年日本e-ラーニング大賞IoT特別部門賞を受賞しました。長崎県立大学情報セキュリテイ学科の松田健准教授も参画しています。
チャーピーは、英会話初心者から英検準1級、TOEIC800点まで対応。ユーザーのレベルを判断し、それに合わせた内容で話しかけてくれるほか、イマイチな発音でもひろってくれたり、ユーザーの表情・感情をとらえて会話したりする能力まで備えています。
学習メニューとしては、英語の歌や物語のヒアリング、短い会話練習、単語や決まり文句の学習、発音チェックやフレーズのシャドーイングなど、飽きのこないメニューがぎっしり。
利用には2つのモードが選べ、Wi-Fi接続ありの「Rainbowモード」(クラウドサービス・月額864円)なら、学習内容を蓄積してよりユーザーを理解した会話ができるようになります。Wi-Fi接続なしの「Homeモード」では、機能は制限されますが、手軽に英会話を始められます。
また、専用アプリもあり、チャーピーの生まれ故郷に遊びに行くという設定で、故郷にいるキャラクター、チャーピー、ユーザーとの三者会話ができる楽しいコンテンツも用意されています。
スマートフォンで学習メニューを選択
三者会話の仕組み
開発の原動力となったのは「英会話を話す相手がかわいらしいキャラクターだったら、シャイな日本人でも、リラックスして英会話を練習できるのでは?」というCAIメディア代表・福地三則氏の思いだったそうです。チャーピーが家にいると、いつでも好きなときに、しかも周りの目を気にすることなく練習ができますよね。
そんな福地氏に誘われ開発に参画したのが、長崎県立大学情報セキュリテイ学科の松田健准教授です。松田准教授は、チャーピーがユーザーの表情を判断したりする画像処理の部分で関わりました。ユーザーの利用環境をさまざまな場面で想定する必要がある部分が特に難しく、工夫したところだそうです。
「多くの方に利用していただくことで、チャーピーは進化します。私自身、英語の発音は得意としておりませんが、チャーピーはどんなときでも励ましてくれます。楽しく英会話を学んでもらえれば」と松田准教授。
どんなときでも励ましてくれるとは、うれしいポイント!
小さな体に、こんなに機能があるのが驚きですが、やはりコロンとしていてかわいい!チャーピーと仲良くなっていろいろな会話を楽しめるように、練習もがんばれそうです。
こちらがセットで届きます