少しずつ暖かくなり、旅気分になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は4つの“読む観光”をお届けします。コロナ前、そしてコロナ禍の記事を通して、新しい観光のスタイルが見えてくるかもしれません。
● 京都産業大学シンポジウムから知る、京都観光のこれから
京都産業大学で日本庭園史を専門とするマレス エマニュエル先生をはじめ、京都の文化や観光に携わる方によるパネルディスカッションが行われました。また、ゴリラ研究で有名な人類学者の山極壽一先生の基調講演もあり、ゴリラから考える観光の考察は斬新。この先の観光のかたちを考えさせられる記事です。
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●大阪観光大学 観光学研究所所長に聞く、観光の本質とは?
観光する側の視点から『観光を科学する―観光学批判』という本を執筆された、大阪観光大学観光学研究所所長の山田良治先生にインタビュー。日本では贅沢で不要不急の活動とされてきた観光が持つ意味、そして観光によってどんな効果が得られるのか、他では聞けない興味深い内容です。
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●京都祇園の問題解決のため、龍谷大学の学生が動く
歴史ある町家が立ち並び、舞妓さんが行き交う京都祇園に、コロナ前には多くの訪日観光客が訪れ、地域住民の生活に支障が生じたことも。問題解決のために龍谷大学国際学部のデブナール先生と学生が、訪日観光客へアンケート調査を行いました。気になる調査結果と、学生たちが考えた解決の糸口とは?
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●旅行者が聖地を巡って観光地を作る! 岡本健先生に聞いてみた
アニメの舞台になった土地をファンがめぐる「聖地巡礼」によって、さまざまな地域が観光地になりました。この聖地巡礼を研究されているのが岡本健先生。ファンが“聖地”を訪れることで、どうして観光地になるのでしょう。その裏側をインタビューしました。
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4つの記事に共通するのは、人との「コミュニケーション」「交流」「つながり」。人生をさらに豊かにする観光が、ポストコロナでどう進化するかこれからが楽しみですね。