ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

  • date:2016.11.7
  • author:松原ユウ

自分の古いケータイがTokyo2020の金メダルに!? 早稲田大学 環境ロドリゲス

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8~9月にかけて行われたリオオリンピックとパラリンピック、みなさんご覧になりましたか?閉会式で行われた「トーキョーショー」は話題にもなり、映像を見て次は日本だ!と実感するきっかけになった人も多いのではないでしょうか。

今回は東京オリンピック・パラリンピックに向けて、ユニークな活動をしている早稲田大学の公認サークル環境ロドリゲスを取材しました。なんと、オリンピックのメダルをリサイクル金属100%で作ろうとしているサークルなんです。

あなたの使わなくなった古いケータイも4年後のオリンピックメダルの一部になる可能性があります!環境ロドリゲスでこのプロジェクトの代表をしている伊藤さん(写真左端)に話を伺いました。では、どうぞ。


松原:リサイクル資源でメダルを作る活動をはじめたきっかけから聞かせてください。

伊藤:僕たちは環境ロドリゲスというサークルに所属していて、サークル内には教育や地域活性などのテーマがいくつかあり、その中の「環境×早稲田」の企画に参加しています。

伊藤:分かりやすく言うと、ごみが出ない街づくりを早稲田で行っていきましょうという活動をやっています。

松原:具体的にはどのような活動をしていますか?

伊藤:たとえば「新歓レレレ隊」という、早稲田大学は新歓時にビラをすごく配るのが伝統的になっていて。その中で逆にビラを拾うという(笑)。頭ごなしにビラを配るのをやめろというよりは、環境やエコを考え直してもらうきっかけになるのではと。

ビラはこのような状況に・・・!  

ビラはこのような状況に・・・!

拾ったビラを数値化してアピール

拾ったビラを数値化してアピール

 

伊藤:そういうちょっと変わった活動をしていたので、顧問の大和田教授から、「エコマテリアル・フォーラム」※の原田幸明さんが取り組んでいる、オリンピックの金メダルをリサイクル家電で作るという活動を教えていただいて、この活動への参加を決めました。
※高品質で環境に優しい材料について研究している一般社団法人

松原:メダルを作るためにどのような取り組みをしていますか?

伊藤:今やっているのは署名活動でまず知ってもらおうというところです。いずれは、早稲田大学の公認にしたいと思っています。今のままだと学生が好きでやっている活動なので、大学が先導に立ってくれれば今後のやり方も変わるし説得力が出てきます。また、環境サークルはかなり狭いコミュニティで慶応や東大も仲が良いので、公認になると連携もしやすくなるかなと。

早稲田大学で開催された10月の文化芸術週間では、子どもたちにリサイクルの大切さを教える活動も

早稲田大学で開催された10月の文化芸術週間では、子どもたちにリサイクルの大切さを教える活動も

 

松原:直近の目標や計画などはありますか?

伊藤:目下の目標としては2017年の学園祭で回収事業を行うことですね。あとは早稲田のOBOGの方で金属系の事業に携わる方がいるので、大学が中心となってプロジェクトを進めていきたいと思っています。

松原:ちなみにこのメダルは?

試作品の金メダル。オリンピックのメダルをリサイクル金属100%で作るのも夢じゃない。

試作品の金メダル。オリンピックのメダルをリサイクル金属100%で作るのも夢じゃない。

 

伊藤:これは廃棄されるケータイから作りました。オリンピックの金メダルは銀メダルにメッキをしているんですけど、オリンピック憲章で金が6g使われていないといけないとあるので同じグラムで作りました。

伊藤:ケータイに0.03gの金が含まれているので200台ぐらいで、この金メダルができます。

天然資源はゴミとなる部分が多く、それを取り除くエネルギーが必要だ。しかしすでにゴミが取り除かれた人工資源をリサイクルすれば、エネルギーが節約でき、鉱山を守ることもできる。

天然資源はゴミとなる部分が多く、それを取り除くエネルギーが必要だ。しかしすでにゴミが取り除かれた人工資源をリサイクルすれば、エネルギーが節約でき、鉱山を守ることもできる。

 

------発起人であるエコマテリアル・フォーラムの原田先生がいらっしゃったので、少し話を伺います。

松原:はじめまして。今は署名活動に力を入れられているようですが。

原田:そうですね。ケータイや小型家電のリサイクルで、計算上はメダルが作れる量の金属がすでに日本にあるんです。

ケータイの基盤。これが集まって金メダルになるかも!

ケータイの基盤。これが集まって金メダルになるかも!

 

原田:だから後は、組織委員会がその気になるかどうか。まだ検討中なので署名をして大きな活動にしたいと考えています。

松原:そうなんですね。今何人ぐらい集まりましたか?

原田:夏休みからはじめて、1万人ですね。目標は32万人。32万だとひとりがケータイ1台持ってきたら、オリンピックとパラリンピックの金メダルが全部できる。だから、16万しか集まらなかったら、オリンピックのメダルしか出来ないかもしれない(笑)。

松原:なるほど!私も署名していきます!

原田:どんどん広めてください(笑)

さっそく、登録してみませんか?

「オリンピックの金銀銅メダルをみんなで回収したリサイクル原料でつくろう」
https://goo.gl/yNn2Lp

もしくは、「都市鉱山メダル」で検索!

------お話を聞いて
リサイクル品の回収ルートや、既存のリサイクル業者に影響が出ないようにするなど、実現するにはいくつか問題はありますが、東京オリンピック・パラリンピックの金メダルが自分の古いケータイから作られたらと思うとワクワクしました。

署名をしなくてもリサイクル回収に参加することはできますが、まずは署名で国へ働きかけることが、リサイクル金属100%のメダルを実現するための一歩となります。

まだ始まったばかりの企画で署名をした方のリサイクル品をどう回収するかなど、未確定の部分も多いです。4年後のオリンピックに向けてどのように実現していくか興味を持って楽しみながら、回収イベントへの参加や署名をしていただければと思います。

私は署名をしたので、次の回収イベントや回収ルートができた時のために、高校生の時に使用していたケータイを次の帰省で東京へ持ってこようと思います。(おそらく恥ずかしいメールがいっぱいで、もう思い出も見られない状態です…みなさんもそうではないでしょうか)

もちろんケータイだけでなく、デジカメ、携帯ゲーム機など様々な小型家電の回収をしているので、一度家の中を探してみてはいかがでしょうか?

この金メダル企画からオリンピックに向けてみんなの気持ちがひとつになり、そういう空気が醸成できればとても素敵だと思いました。


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