普段は、学食のイメージを覆すようなおしゃれで進化しているところに目が行きがち。でも、昔から愛され続ける学食にも行ってみたい!そんなときに知ったのが、名城大学「喫茶シャトー」。なんと50年以上も前から営業していて、提供しているメニューも変わっていないとか!歴代の名城大学生の胃袋を掴んできたお店に、さっそく行ってみました。
1968年オープン!1万冊の漫画も読み放題
名古屋市営地下鉄「塩釜口駅」3番出口を出て歩くと右手に見えてくる、郵便局や理容店が入った建物。この建物は名城大学の「校友会館」です。今回ご紹介する「喫茶シャトー」は、この校友会館の1階に位置しています。

名城大学 天白キャンパスの校舎

喫茶シャトーがある「校友会館」

入り口付近にある、赤い看板が目印。一度同じ建物内で移転をしたため、内装はとても綺麗!
喫茶シャトーのオープンは1968年。 開店以来、多くの学生や教職員、地元の方々から愛され続けています。その居心地の良さが忘れられず、卒業後に訪れる方も珍しくありません。
店内には、テーブル席が13卓ほど用意されていました。1人で来る方もいれば、グループで訪れる学生も。ランチタイムは特に混雑していたので、来店は早めの時間がおすすめです。

店内の奥には、大きな本棚もありました。こちらには1万冊もの漫画があり、自由に読むことができます。言わずとしれた名作漫画から比較的最近の作品まで、幅広いラインナップ。学生には、“学内にある漫画喫茶”としても親しまれているそうです!
ありそうでなかった!「カレピー」を実食
喫茶シャトーの必食メニューは、「カレピー」です。

「カレピー」(並500円)
「カレピー」とは、カレーライスのライスがピラフになった料理のこと。40年ほど前に、常連の学生からのリクエストで誕生したメニューだそうです。
食べてみると、しっかりと辛さを感じるスパイシーなカレーと、あっさりした味わいのピラフが良いバランス。ありそうでなかった組み合わせで、つい箸が進みます!
ところでサーブされて気付くのが、そのボリューム!深さ5cmはありそうなお皿の底まで、カレーとピラフがたっぷり入っています。「これ、本当に『並』?」と思わず疑ってしまうほどです。お皿を持ってみるとずっしり重く、相当な量が入っていると分かります。

横から見た図。深い…!

がんばってピラフをかき分けてみたの図。お皿の底がすごく下の方に見えますが、筆者は見事完食!
ちなみにカレピーには大(600円)もあり、そちらはピラフがなんと3合も入っているとか…! 胃袋に自信のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
あの名古屋名物グルメ風?フォークでいただく「やきそば」
そして「やきそば」も人気メニューの1つです。

「やきそば」(450円)。豚肉やキャベツもたっぷり!
アツアツの鉄板に玉子を敷き、その上に麺がたっぷり。そのルックスはどこか、名古屋名物の「鉄板ナポリタン」を思わせます。目玉焼きを乗せた焼きそばはあれど、玉子を敷いた焼きそばはなかなか珍しいのではないでしょうか?
そしてご覧あれ、このたっぷりの麺!「山盛り」とはこのことでは?と思うような、綺麗な山型に盛り付けられています。

かなりモリモリです。もちろん、やきそばにも大(550円)があります
カトラリーとして用意されるのは…なんと、フォーク!そのあたりも、鉄板ナポリタンっぽさを感じます。少しずつ崩しながら食べてみましょう。

焼きそばをフォークで食べるのは初めてです!
焼きそばは程よい塩気が効いていて、具もたっぷり。食べ続けても飽きの来ない、シンプルな味です。玉子を絡めると、また違った味わいと食感に。鉄板に乗っている分、最後までアツアツの状態で食べられるのもうれしいポイントです!

店内には他にも、「ナポリタン」(並550円・大600円)や「かつ丼」(600円)といったメニューが多数。もれなくボリューム満点なので、お腹を空かせて訪れてみてくださいね。
そして同じ建物の2Fには、別の記事で紹介した「Green Bakery BOOK CAFE」もあります。喫茶シャトーで食事をして、Green Bakery BOOK CAFEで食後のコーヒーやデザートを買って帰る…なんてルートで過ごすのもおすすめです!
(編集者:柳 智子/ライター:シモカワヒロコ)