電車に乗っている時間、仕事の休憩中…。今やいつでもどこでもスマートフォンで手軽にゲームができる時代。ゲーム市場は国内・海外ともに拡大を続けています。
仙台・東北のゲーム・IT産業振興に取り組むコンソーシアム「グローバルラボ仙台」では、未来のゲーム・IT産業を担う学生にリアルビジネスを理解してもらうアプリ開発プログラムを無料で開催しています。参加するのは、東北大学、宮城大学などの大学生や仙台市内でゲームを学ぶ専門学校の学生たち。
今回はそのプログラムから生まれたアプリの中から、私たちも実際にプレイできるゲームアプリのひとつ、総合学園ヒューマンアカデミー仙台校のチームが開発した「Asterism Linker」をご紹介します。
ゲームのジャンルは“ライティングアクションパズル”。妖精を指でひっぱり操作することで、宝石を壊して「光のタネ」を集め、消えたランプに光を灯せばクリア、という内容ですが、気になったのは、パズルゲームにしては意外な「じんわりスッキリ癒される神秘的な世界観」という紹介コピー。近頃ちょっと癒されたい気分の筆者は思わず興味をひかれ、プレイしてみることに。
遊び方はとっても簡単。
まずアプリをダウンロードし、スタート画面をタップ。STAGE1-1から順にすすめていきます。
ステージ選択画面
STAGE1では基本操作をマスター。チュートリアルに従ってすすめていけば、自然に操作方法やルールを覚えられるようになっています。
かわいいイラストで操作方法を教えてくれる
妖精をひっぱると進行方向に矢印が出現。ブロック型の宝石に狙いを定めて指を離せば、光を発しながら飛んで行きます。宝石に当たると、強さによって壊れたり跳ね返ったり。光や音が画面の中を縦横無尽にかけめぐり、見ているだけでもなかなか楽しい。
宝石を壊すと現れる「光のタネ」をランプに当てると、集まった光が灯りゲームクリア!
宝石に狙いを定めて…
宝石を壊して光のタネを集め、ランプに当てる
ランプに光が灯るとクリア!ピンクの光がキラキラはじけて綺麗
操作する妖精は、ひっぱり方によってパワーが変化し、だんだんスピードが落ちて止まってしまいます。他にも、宝石の強さや光のタネの数、ターン制限など、ゲームのゆくえを左右するさまざまな要素が。
さらにレベルが上がるにつれて、画面内の茶色のブロックが複雑化。これに妖精が当たったときの反射の予想がつかず、意外と苦戦します。また、灯すべきランプが複数に増えるなど、一筋縄ではいかないステージも登場。単純にランプめがけて大パワーで当てるだけではクリアさせてくれない…予想以上に頭を使うゲームでした。
方向や角度を考えないとうまくランプに届かない
ランプが2つに!
STAGE2からは各ステージ前に3つのチャレンジが提示されます。一度に全部クリアするのは難しいので、何度も挑戦して達成を目指しましょう。
クリアできたチャレンジには星がつく
基本操作は簡単ながら、スピードの加減や反射方向の予想が難しく、試しに遊ぶだけのつもりが、気づけば何度もプレイしていました。学生制作のため、派手な演出こそありませんが、それが逆にシンプルでわかりやすく、幅広い層に受け入れられそうなゲームだと感じました。
幻想的なビジュアルと音楽のなか、ブロックを破壊したときにスパークする光と音が綺麗で気持ちよく、たしかに癒されるかも…。ちょっと疲れたときなどに遊ぶと、良いリフレッシュになりそうです。
ぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。