ほとんど0円大学 おとなも大学を使っっちゃおう

  • date:2024.1.9
  • author:河上 由紀子

2024年の干支「辰(龍)」にちなんだ大学のキャラクター。その由来や個性を探ってみた。

大学のイベントや広報物に登場する公式キャラクター。2023年のウサギキャラに引き続いて、2024年も干支にちなんだ「辰(龍)」にまつわるキャラクターを探してみました。数は少ないものの、成り立ちや個性もさまざまなキャラクターから、その大学の個性もみえてきます。

龍谷大学 ロンくん、ロンちゃん(ペアでロンロン)

大学公式サイトより

大学公式サイトより

 

大学で龍、といえば真っ先に思い浮かぶこちらのキャラクター。龍谷大学の創立370周年の記念事業の一環として製作されました。ふたりが身につけているTシャツには、大学のロゴが描かれていますね。

 

「ロンくん」のデザインは、まず2009年に公式サイトや広報誌、FM京都のラジオ番組で公募され、なんと202件もの応募作品があったそう。そこで大学の頭文字である「龍」をモチーフにしたデザインが選ばれました。

 

さらにネーミングは、2010年に在学生と教職員を対象に募集が行われ、525件の応募作品の中から「ロンくん」に決定したそうです。名付け親は当時の経営学部4年生。選考委員には学生も参加しました。応募数から関心の高さが伺えますね。

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採用ネーミング賞受賞式の様子。大学公式サイトより

採用ネーミング賞受賞式の様子。大学公式サイトより

 

一方「ロンちゃん」は、在学生等からペアのキャラクターに!という要望が多数集まったことから誕生。そして、ふたり合わせた愛称が「ロンロン」となりました。呼びやすくかわいらしさもあり、大学の名称をすぐ想起できるキャラクターです。

東北大学 流体科学研究所 りゅーたん

りゅーたんのプロフィール。流体科学研究所公式サイトより

りゅーたんのプロフィール。流体科学研究所公式サイトより

 

こちらは東北大学附属の研究所のキャラクター「りゅーたん」。「流体」の「りゅう」からきているのかなと推察されますが…、サイトによれば、地上に落っこちて迷子になっていたところを、流体科学研究所で保護されたそうです!

 

おなかには流体科学研究所を意味するIFS(Institute of Fluid Science)の文字、手には東北大のある宮城県の郷土菓子、ずんだ餅を持っています。すっかり地元になじんでいるようですね。

 

サイトにある「りゅーたんの部屋」を訪れると、屋上やミュージアム、地下2階などさまざまな場所を探索できる仕掛けが楽しめます。ミュージアムには、流体を測定する装置のイラストがあるなど、流体科学の一端を知ることができるようになっています。

りゅーたんの部屋では矢印が示すあちこちへ移動できる。流体科学研究所公式サイトより

りゅーたんの部屋では矢印が示すあちこちへ移動できる。流体科学研究所公式サイトより

 

研究とはあまり関係がなさそうなのですが、屋上へいくと「ずんだ占い」なるものが…。

かなしいがフィーバーDAY?ちょっと謎ですが、ずんだ占いの結果。流体科学研究所公式サイトより

かなしいがフィーバーDAY?ちょっと謎ですが、ずんだ占いの結果。流体科学研究所公式サイトより

 

九州工業大学附属図書館 キュドラ・キューラ

大学公式サイトより

大学公式サイトより

 

こちらは九州工業大学の“図書館”のキャラクターという、ニッチな存在!やわらかい雰囲気から妖精のようでもありますね。

 

プロフィールによると、大学校旗に描かれた「鳳龍」をリスペクトしている生き物で、龍のような身体と鳳のような翼をもっているとのことです。

 

その校旗というのがこちら。

中央に描かれているのが「鳳龍」。大学公式サイトより

中央に描かれているのが「鳳龍」。大学公式サイトより

 

校旗は学生、卒業生、職員から図案を募集し、1924年(大正13年)機械科卒業の卒業生による図案が選定されたそうです。校旗制定記念絵葉書には「中央の形体は、龍に似て龍に非ず、鳳に似て鳳に非ず、正に之を超越せる霊体なり。眼より耳を通じて拡がる翼は、卓越せる聰明と無量の知識とを現はし、巨口に珠を含むは、光明円満の徳を以て、高く世に呼号せんとするものにして、本校の活動を意味す。」と記されていたそうで、志の高さ、崇高さが表現されているようです。

 

キュドラとキューラの「龍のような身体と鳳のような翼をもっている」というのはここに由来しているのですね。彼らはLINEアカウントやXにも登場し、学生の図書館利用をサポートしています。

1月中は図書館員の方が厳選したテーマ別「本の福袋」イベントがあるようで、おもしろそうです!

1月中は図書館員の方が厳選したテーマ別「本の福袋」イベントがあるようで、おもしろそうです!

 

大阪大学 ワニ博士

ワニ博士の紹介ページ。大学公式サイトより

ワニ博士の紹介ページ。大学公式サイトより

 

最後は龍のルーツかもしれない!?とされているワニの登場です。

ワニ博士は、大阪大学の豊中キャンパス(待兼山町)で1964年に発見されたワニの化石(マチカネワニ)をもとに誕生しました。温厚で好奇心旺盛な性格で、キャンパスでコーヒーを飲みながら学生とおしゃべりしたり、いつか自分の仲間に出会うために化石集めをしたりするのが趣味のようです。

 

マチカネワニの化石は、大阪大学総合学術博物館の常設展示の目玉となっています。それがこちら。

大迫力のマチカネワニ!

大迫力のマチカネワニ!

 

約45万年前の化石は、日本にもワニがいたと当時の人たちを驚かせました。頭骨の長さだけで1mを越えており、ワニ類の中でも大型(推定:体長6.9~7.7m、体重1.3トン)とされています。この迫力満点のワニが空を翔んだら…龍のルーツになるのは、納得できる気がします。

 

ほとんど0円大学でも何度か取り上げていますので、気になった方はこちらの記事もご覧ください!

郊外型大学ミュージアムで深呼吸。大阪大学総合学術博物館

妖怪のルーツは化石? 阪大の『科学で楽しむ怪異考 妖怪古生物展』に行ってきた!

 

ワニ博士はLINEスタンプがなんと第3弾まで販売されています。「進捗は?」「ソースは?」など研究者っぽいことを話していたり、おちゃめな一言があったり…。スタンプ販売のためのPVまであるので、かなり力が入っています…!

 

* * *

 

「龍」という切り口で大学のキャラクターを辿ってみました。龍は、ロマンを掻き立てる存在でもあり、守り神としての神聖さ、恐ろしさもある存在。2024年もそれぞれの大学(施設)を守りつつ、昇り龍のように飛躍していく年として1年を見守ってほしいですね。

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