六甲の住宅街に2017年末にオープンした「ink BOOKS and COFFEE」。神戸大学建築学科の学生が内装などに協力、運営にも携わっていると知り出かけてみました。
阪急六甲駅からバスに乗り、「神大正門前」の停留所から少し坂を上ると、お店を発見。神戸大学と神戸松蔭女子学院大学の間といってもいい場所にあり、学生や近所の方が気軽に立ち寄れる道路沿いにあります。緑も多く、ふり返れば木々の間から海が見えるというロケーションは、すでにめっちゃいい感じです。
外観を飾るデザインもおしゃれ
気分よく店内に入ると、程よく光が差し込み、レコードから流れる音楽が心地良く耳に届きます。立て付けの本棚には、雑誌や文庫本、写真集など幅広いジャンルのタイトルが。奥にはレコードのコレクションもありました。
これは何時間でもいてしまいそう・・・
メニューはブレンドコーヒー450円、トーストサンド450円、クッキーとバナナケーキ300円とお財布に優しく、パスタなどのランチメニューもあります。さらにWi-Fiが完備されているので、これまた長時間滞在を促してくれているようでした。
本棚を眺めながら待っていると、おそらく学生さんとおぼしきスタッフの方が丁寧に運んできてくれました。
クッキーとバナナケーキ、紅茶。セットで700円
香り豊かなホットティーに心がほぐれていくよう。カップは口当たりもよく、かわいいクッキーとバナナケーキは甘さ控えめで素朴なおいしさです。本棚から選んだライフスタイル誌を読みながら、ゆったりとした時間が流れていきました。
店内にはこんなデスクもあり、万年筆とインク、ノートが置かれています。
本の感想などご自由にお書きください、とのこと
ノートにはお客さんが書いた、本の紹介やイラスト、「また来ます!」といったお店へのエールなどメッセージがいっぱいになっていました。
インクはPILOTのiroshizuku、ナガサワ文具センターのKobeINK物語のシリーズが置かれています。万年筆を久々に使ってみましたが、ボールペンとは違う書き味がとても新鮮。きちんと、きれいな文字を書きたくなりました。
お客さんによる本の感想も今後の本選びに役立ちそう。読書好きはぜひチェックしてみてください。
PILOTのiroshizuku。「月夜」など色別に名前がある
さらにお店では、サイエンスワークショップやハーバリウムワークショップ、手製本づくりなどのイベントが時折開かれており、facebookページで告知しています。
週末は23時までバータイムとなっていて、ハイボール350円、シングルモルトウイスキー500円とうれしい価格帯。お酒と読書を心ゆくまで楽しめそうです。
いくつか気になった本や雑誌に目を通していたら、すでに2時間経過・・・!レトロなボンボン時計が夕刻を告げていました。
充実のひとり時間を満喫し、坂を下りる足取りも軽やかに。ぜひ静かな時間を堪能しに訪れてみてください。