ふらっと寄ったお店や友だちのお気に入りのお店、そういうのを共有できたら……しかも自分の好みからおすすめのお店を見つけてくれたり。そんな願いを叶えるのが、京都大学の技術が詰まった「おもリンク京都版」です!
おもリンク京都版は文部科学省の大学発新産業創出拠点プロジェクトの一環として作成された「おもいで共有・未来予想アプリ」です。とくにこの「未来予想」にあたる部分に京都大学新熊亮一准教授の技術が使われているとのこと。過去のデータを分析し、その人に合わせた情報が表示されるという。
未来予想とは何ともSFチックな響きです。
トップ画面
アプリをダウンロードして立ち上げたら、まずは会員登録。その後写真をアップしていくことで思い出が蓄積されていきます。会員登録はFacebookのアカウントを使うことも可能です。>※GPS機能を使うため、使用の際は位置情報をオンにする必要があります。
写真をアップすると、
アップした場所や写真の位置情報によって地図上に写真が!
アップした写真は詳細も見れます。
写真に記録されている情報を読み取ることで、過去の写真もしっかり地図に反映。位置情報などがない場合は、アップした場所と日時に登録されます。
共有機能を使うことで友だちの行ったお店を共有することも。
ピンク色のアイコンはアプリが予想したおすすめ情報。<地図上にはこれまで訪れたお店と、未来予想でオススメのお店が並びます。アイコンの色が違うので一目瞭然。なお、登録は他地域の情報も登録できますが、未来予想で表示される情報は京都のものに限られるとのこと。今後は地域拡大も予定されているそうです。
お店情報はホットペッパーと連動しており、に繋げばクーポンを確認することも。
さらに!共有機能を使うと、友だちの情報を自分のスマートフォンに取り込むことが可能になります。共有は共有画面を開き、スマートフォンを重ね合わせることで共有できます。
自分の情報と友だちの情報も合わせて、アプリがオススメの「未来予想」を提供してくれます。
未来の情報はタイムラインでも表示されます
さてこのアプリですが、今回は「共有」がキーワードなので、京都府在住の学生さん4人に実際にアプリを使用してもらい、感想を聞いてみました。
「自分の行動範囲でおすすめの飲食店や美術展が『未来予想』として追加されていくのが新鮮!知らないお店を沢山投稿してくれるのがよかった」
「一度行ったお店はマークされるので、再訪する時に便利かも」
「iPhoneをかざして共有するのが、携帯電話の赤外線通信っぽくて懐かしい。『ふれあい』の理念がここにあるのかなと思いました」
他にも、友だちのおすすめのお店をすぐ共有できるのが便利という声も。せっかくおすすめを聞いても忘れてしまったり、すぐに伝えることができないこともあるので、思いついたときに共有して、あとから見返せるのは便利だったようです。
ほかにも「こんな機能があったらいいな」というのも伺いました。
「プライバシーの関係でをオフにしていることもあるので、位置情報のない写真でもあとから情報を追加できたらもっと便利かも」
「お店の名前を入力するだけで住所や他の人の投稿を検索できると嬉しい」
「写真の加工機能も欲しい!」
「共有のエラーが多かったような……せっかくの機能なのでもったいないと思った」
とはいえ、ふれあって共有、未来予想という機能は好印象だった様子。未来予想もなかなかの高感度だったようです。これを使えば、ライフログ的な使い方をしつつ、自分の行動範囲も広げられるかもしれませんね。