2024年もそろそろ終わり。みなさまにとってどんな一年だったでしょうか。「ほとんど0円大学」では今年もさまざまな大学の話題をお届けしてきましたが、2024年によく読まれたのはどんな記事でしょう。年末恒例の年間ランキング<トップ10>をお届けします。
※年間PV数(閲覧回数)によるランキング
10位|音楽から見るパクリとは?大阪公立大学でポピュラー音楽を研究する増田聡先生に聞いてみた
音楽、文学、映画など、何からも模倣していない完全オリジナルの表現というものは存在するのでしょうか。「完全パクリレポート」という課題を出して話題となったポピュラー音楽研究者が、音楽とパクリ、文化表現の考え方を語ります。
記事はこちら!→ 音楽から見るパクリとは?大阪公立大学でポピュラー音楽を研究する増田聡先生に聞いてみた
9位|京都大学学食「カフェテリア ルネ」でハラルフードを食べてみた!
イスラム教徒(ムスリム)のためのハラルフードやヴィーガン対応メニューを提供する京都大学の食堂「カフェテリア ルネ」。ケバブの肉を焼く専用のグリルなど、写真を見ているだけで異国の風と香りが漂ってきそう。
記事はこちら!→ 京都大学学食「カフェテリア ルネ」でハラルフードを食べてみた!
8位|珍獣図鑑(22):海を渡るサワガニ!遺伝子解析で明かされた分散の歴史と驚くべき能力とは
渓流などに生息するサワガニは一生を淡水で過ごしますが、遺伝子を調べると、はるか昔に海を渡って移動し、分布域を広げた可能性があるのだとか。試しにサワガニを海水と同じ濃度の塩水で飼育してみると……? 謎解きのおもしろさを感じるインタビュー。
記事はこちら!→ 珍獣図鑑(22):海を渡るサワガニ!遺伝子解析で明かされた分散の歴史と驚くべき能力とは
7位|宇宙の広がりから生き方を学ぶ。奥深きインド哲学への入り口を、名古屋大学・岩崎陽一先生に聞いた。
西洋哲学とはまったく異なる文脈で生まれ、3000年の歴史を持つインド哲学。社会が抱える不安定な状況はインド哲学では “やがて滅びゆく世界” の中で必然として捉えられ、その中でどう生きるかという知恵があるのだそう。
記事はこちら!→ 宇宙の広がりから生き方を学ぶ。奥深きインド哲学への入り口を、名古屋大学・岩崎陽一先生に聞いた。
6位|珍獣図鑑(25)え、交尾相手の翅を食べちゃうの!?思わず二度聞きしてしまう、リュウキュウクチキゴキブリの不思議な生態
交尾のときにお互いの翅を食べてしまう、一夫一妻制で子育てするなど、昆虫としてはかなり変わった生態をもつリュウキュウクチキゴキブリ。個人的には、閲覧のハードルが今年最も高かった記事。
記事はこちら!→ 珍獣図鑑(25)え、交尾相手の翅を食べちゃうの!?思わず二度聞きしてしまう、リュウキュウクチキゴキブリの不思議な生態
5位|珍獣図鑑(21):143年ぶり&日本人初の快挙! 超大型ルーキー「リュウジンオオムカデ」の新種発表
辰年である2024年の幕開け、主役を張ったのがリュウジンオオムカデ(琉神大百足)の記事。日本や台湾に生息するムカデ類としては最大種、水中を泳ぐ姿は龍そのもの。見るからに恐ろしげで歩くとカチカチ爪の音がする。新種発表に至るまでの苦労話も興味深いです。
記事はこちら!→ 珍獣図鑑(21):143年ぶり&日本人初の快挙! 超大型ルーキー「リュウジンオオムカデ」の新種発表
4位|「妖精って何?」佐賀大学・木原先生に聞く、妖精が教えてくれること。
ファンタジーの世界でおなじみの妖精。19歳のとき、アイルランドで妖精に出会ったことをきっかけに妖精を研究しているという先生が、妖精と妖怪と幽霊との違い、妖精を探すときに注目するポイントなどを語ります。
記事はこちら!→ 「妖精って何?」佐賀大学・木原先生に聞く、妖精が教えてくれること。
3位|2023年リニューアルした和洋女子大学18階のカフェでランチとグラススイーツを食べてきた!
和洋裁縫女学院を母体として生まれた和洋女子大学(千葉県市川市)の学食は、天気の良い日は富士山も楽しめるという絶景カフェ。眺めだけでなく、エッグベネディクトやノンアルコールカクテル、グラススイーツなど、メニューも魅力的!
記事はこちら!→ 2023年リニューアルした和洋女子大学18階のカフェでランチとグラススイーツを食べてきた!
2位|珍獣図鑑(24):魚に寄生するパイロット!? 一番乗りがオスからメスに性転換する、カワイイ魔性の甲殻類・ウオノエ
漢字で書くと“魚之餌”。魚に寄生して暮らす甲殻類で、寄生する場所にぴったりフィットするカタチとサイズ。「寄生」と聞くとちょっと怖いイメージですが、ウオノエは宿主の魚とともに成長して平和に共存しているようです。
記事はこちら!→ 珍獣図鑑(24):魚に寄生するパイロット!? 一番乗りがオスからメスに性転換する、カワイイ魔性の甲殻類・ウオノエ
1位|動物の死体に湧いたウジを全部数える。死体を巡る生き物たちの意外な営みについて日本大学の橋詰茜さんに聞いた
ダントツの1位は、動物の死体をめぐる生物たちの営みに関する研究インタビュー。動物の死体に湧いたウジ、ウジをついばみに来る鳥たちの不思議な行動など、知っていそうで知らなかった事実の数々。日本大学の大学院生とその指導教員が紹介します。
記事はこちら!→ 動物の死体に湧いたウジを全部数える。死体を巡る生き物たちの意外な営みについて日本大学の橋詰茜さんに聞いた
2024年も研究紹介や学食レポートがトップ10入り。それにしても、ムカデにゴキブリ、動物の死体など、例年にもまして閲覧に覚悟の必要な記事が続きましたが、みなさま大丈夫ですか? ご無事でしょうか。
本年も弊サイトをご覧いただき、誠にありがとうございました。来たる2025年もお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。